ゴールボールという競技、みなさんご存じでしょうか。
 目隠しをしながら鈴の入ったボールを転がし、ゴールに入れることで得点する競技です。
 ロンドンパラリンピックで、女子チームが金メダルを取ったことで初めて知った方も多いと思います。
 私もその一人です。
 正確には、ロンドンパラリンピックの少し前に知りました。
 仕事から帰って、ふとテレビを付けると、NHKでパラリンピック出場予定の各競技及び選手の紹介をしておりまして、その一つとしてゴールボールが紹介されていました。
 目を引いたのは、その練習風景でした。
 
 
 
 
 前回の北京大会では7位だったそうですが、自分たちの持ち味は、「守り」だとハッキリと理解してそれを生かす作戦と、弱点を冷静に分析してそれを克服する練習を、明確な目的意識を持って実践されていたのです。
 弱点克服の練習をして試合に臨み、そこで、また新たに発見した弱点を克服していく。必ず克服できるという信念の下に、新たな弱点を発見する度に、練習で、一つ一つ克服していく、すばらしいと思いました。
 言うは易いのですが、結果が出ないと、人は焦るし、不安だし・・・自分を信じることは簡単ではありません。
 でも、日本チームは、「守りで勝ち抜く」という自信は失わなかった。ぶれなかった。それがあっての今回の結果だと思います。
 外国勢の強いパワーで投げ込まれるボールに負けないため、筋力強化と男子との練習で鉄壁なっていたはずのデフェンスが、パラリンピック直前の中国との試合では、中国選手の「跳ねるボール」で乗り越えられてしまう場面を見て、「これはちょっと克服できんだろう。」と思ってしまった自分が恥ずかしいです。
 
 日本選手団は、本番直前に与えられた課題を見事克服して、栄冠を勝ち取られました。
 
 本当にすばらしい!!そして勇気とやる気をもらいました。
 
 もちろん、パラリンピッククラスなので、才能もすごいのでしょうが、何より最後まで諦めない、最後まで努力することの大切さを学びました。

明石本町法律事務所